インセンティブプラン(リテンションプラン)

スタートアップにとって優秀な人材をつなぎとめておくことは、コロナ禍においても重要です。


1. コロナ禍において人材流出を防ぐ方法

優秀人材のリテンション及び採用のための重要な要素のひとつとして、経済条件が挙げられます。高額な給与を支給できる場合はよいのですが、財源は無限ではなく、コロナ禍の下では平時よりも難しくなっていることが多いでしょう。
そこで、会社からのキャッシュアウトを抑えつつも、魅力的な経済条件を提示できるように制度構築する必要があります。

2. ストックオプション、その他の業績連動報酬の活用

一般的にはストックオプションその他の業績連動報酬の活用がまず考えられます。
外部的要因により市場全体の株価が下落しているため、発行価格(及び行使価格)を本来の会社価値より低く発行する余地があります。成長・回復曲線を説得的に示すことができるのであれば、むしろ平時よりも優秀人材のリテンション及び採用のための有効なツールになりえます。必要性を抜きにしてより一般的に、発行すべきタイミングともいえるかもしれません。

3. 活用方法は様々―経験豊富な専門家の活用を

ストックオプションには税制適格ストックオプション、有償ストックオプション、信託型ストックオプション(有償ストックオプションと信託制度を組み合わせたスキーム)などがあり、その他株式報酬についてもリストリクテッド・ストック、パフォーマンスシェア、株式交付信託等様々です。
いずれにせよこれらの導入には会社法、金商法、労基法、税務、会計等踏まえてよく検討する必要があり、一度実行すると基本的には後戻りできず、誤った方法で実行すると上場審査上の障害にもなりえます。ご活用の際には各専門家、コンサルファームまでよくご相談の上進めるようにしてください。

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